2020.03.19
大堀相馬焼の魅力をアピール
「テーブルウェア・フェスティバル2020」に
4窯元が出展しました
2020年2月2日(日) ~10日(月)までの9日間、「テーブルウェア・フェスティバル2020」が東京ドームにて開催されました。このイベントに当プロジェクトでもブースを設け、支援事業者様の大堀相馬焼4窯元が出展、女性をターゲットにした新しい作品を展示しました。伝統的でありながら斬新な大堀相馬焼の新しい魅力を積極的にアピールすることができた、大変有意義な出展となりました。
「テーブルウェア・フェスティバル2020」は日本各地の窯元の作品や世界各国の陶磁器をはじめ、ガラス、漆器、木工品などのテーブルウェアが国内外から13万点以上も一同に会する日本最大級の“器の祭典”。今回で28回目を迎え、25万人を超える来場者で賑わいました。
➡「テーブルウェア・フェスティバル2020」について詳しくはこちら
出展した支援事業者(順不同)
- あさか野窯様(販売ブースにも出展)
- いかりや商店様
- 京月窯様
- 春山窯様
ブースへお越しいただいた方々にアンケートをお願いしましたが、お答えいただいた約8割の方が女性でした。また、全体の半数の方が「大堀相馬焼きを知っている」と答えられ、「大堀相馬焼を購入してみたいですか?」の問いには、8割を超える方が「購入したい」と答えていただきました。
さらに今回、同時開催された「第28回 テーブルウェア大賞 ~優しい食空間コンテスト~」の部門1(テーブルウェア・オリジナルデザイン部門)で、あさか野窯様(志賀喜宏氏)がみごと「佳作」を受賞しました。なお、あさか野窯様は別途に販売ブースにも出展、来場者の方々に商品を実際に手に取って見ていただき、お買い求めいただくことができました。
展示作品と窯元のご紹介(イベント時の案内チラシより)
あさか野窯
大堀相馬焼【岳堂窯】の16代目である志賀喜宏さんは、震災後、2014年5月に郡山へ移転し【あさか野窯】初代として新たな一歩を踏み出した。
新天地である郡山の粘土を採用した陶器を創作するなど、地域に根差した食卓提案を行う。新たに創出したル・モンペシリーズなどの「あさか野焼き」が、郡山の特産品となれるよう、日々作陶に邁進している。
新天地である郡山の粘土を採用した陶器を創作するなど、地域に根差した食卓提案を行う。新たに創出したル・モンペシリーズなどの「あさか野焼き」が、郡山の特産品となれるよう、日々作陶に邁進している。
いかりや商店
大堀相馬焼【いかりや商店】の13代目である山田慎一さんは、震災後、2013年12月、白河市に移転し新しい土地で事業を再開した。
大堀相馬焼の魅力を伝えられる作品を届けることを目指し、これまでの伝統技法と現代スタイルを融合させた「白相馬」シリーズを生み出した。その手作りながら繊細なフォルムの食器は、伝統を継承しつつ新しい相馬焼のスタイルを提案している。
大堀相馬焼の魅力を伝えられる作品を届けることを目指し、これまでの伝統技法と現代スタイルを融合させた「白相馬」シリーズを生み出した。その手作りながら繊細なフォルムの食器は、伝統を継承しつつ新しい相馬焼のスタイルを提案している。
京月窯
大堀相馬焼【京月窯】の15代目である近藤京子さんは、2011年12月、福島市内で築120年の古民家を改築したギャラリー兼工房を再開した。そのギャラリーは和モダンな雰囲気と、温かいおもてなしで、遠くからも訪れるお客様が後を絶たない。
また、展示されている食器の数々は、艶やかな風合いで食卓に彩を添え、女性ならではの目線で作られており、その視点を大切にしながら今後も作陶を続けたいと考えている。
また、展示されている食器の数々は、艶やかな風合いで食卓に彩を添え、女性ならではの目線で作られており、その視点を大切にしながら今後も作陶を続けたいと考えている。
春山窯
大堀相馬焼【春山窯】の小野田利治さんは春山窯の13代目で、いわき市の仮設工房開設を経て、2017年8月に、本宮市に移転し新しいスタートを切った。移転先のギャラリーには、コバルトブルー、ピンク、黒などをはじめ鮮やかな色合いの器が並び、食卓提案を行っている。
また、大堀相馬焼協同組合理事長として、震災後も各窯元が新たな道を頑張って進んでいる姿を発信していきたいと考えている。
また、大堀相馬焼協同組合理事長として、震災後も各窯元が新たな道を頑張って進んでいる姿を発信していきたいと考えている。