Atcion12 スキルアップセミナー第5回
「見積作成&セレクトショップ・
高級店販路獲得 セミナー」
開催内容&リポート
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開催内容
飽きない「商い」のための基本&原点がここにある。
プロのノウハウと経験を身に付ける絶好のチャンスです!
午前中は、全ての事業者様の共通課題「正しい原価の捉え方と成約率を上げる見積」の作成スキルやノウハウを身に付けるとともに、基本的な流通用語の解説と見積作成のノウハウを伝授。見積書作成をその場で実践します。
午後は、「AMEKAZEを目指せ!セレクトショップ・高級店販路獲得術」と題して、「ローカルを売る食のセレクトショップ AMEKAZE」(郡山市)など、こだわり系セレクトショップ・高級店販路における商品販売を目指した実践的なセミナーを実施します。
日 時:11月26日(火)
午前の部 10:00〜12:30/午後の部 13:30〜17:00
会場・場所:AMEKAZE East「A-labo」
〒963-7723 福島県田村郡三春町大字斎藤字仁井道348-4
電話:024-973-7611
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【午前の部】見積作成セミナー
作り手・繋ぎ手・売り手の三方よしの見積作成術&原価計算
・正しい原価の捉え方と成約率を上げる見積作成スキル・ノウハウを身に付けます。
・基本的な流通用語の解説と見積作成のノウハウを伝授。見積書作成をその場で実践します。
・【生産計画】【販売計画】に基づいた原価の設定方法を学びます。
・『作り手・繋ぎ手・売り手』の三方良しの販路開拓の基本を学びます。
・目指す成果を【営業の品質管理】とし、事業者の営業力の質の向上を目指します。
1. 流通に関する基本的な知識と用語の説明&質疑応答
2. 三方よしの原価計算&質疑応答&原価計算実践
3. 販売計画と生産計画の立て方&質疑応答 ※雛形準備いたします
4. 計画に基づく正しい見積の作り方&質疑応答&原価計算実践
5. シンプルな商品シートの作り方
→見積作成セミナーの詳しい内容はこちら
【午後の部】
AMEKAZEを目指せ!セレクトショップ・高級店販路獲得術
1. AMEKAZEのコンセプトとAMEKAZEを作った理由。
2. こだわり系販路が求める商品と売り場作成術。
3. 商品をこだわり系販路に再設計ワークショップ。その際のポイントは。
セミナー講師(ふくしまみらいチャレンジ専門コンサルタン卜)
廣田拓也(ひろたたくや)
福島県内で加工メーカー2社、飲食店2店舗、小売店1店舗、生産団体2団体を経営し、生産・加工・流通・飲食・小売・企画・デザインまでの一貫体制を取る地域商社機能を持つ。2018年には商品開発を担当した『福の小みやげ』ブランドにてグッドデザイン賞を受賞。県内六次化商品並びに売場プロデュースを多数手掛ける。2019年2月に県内地域商社連携プラットフォーム『株式会社あきんど』を設立・代表取締役に就任。地域にある資源を発掘し最大化させるべく、県内地域商社のネットワーク化を推進している。
芝田机太郎(しばたきたろう)
郡山市で漬物・調味料の製造販売を行う(株)小田原屋とスーパー・食のセレクトショップAMEKAZEの経営を行う。2009年から現職。時代の流れにより売れ筋も陳腐化し、リプロデュースが必要とされる。商品も企業も常に変化していかなけば衰退するという信念のもと、自社の経験も踏まえ「商品こそすべて」をテーマに自社の強みを生かした商品の開発を支援している。
セミナーリポート
当日は午前10時より、主催者の開会挨拶に続き、午前の部として、「作り手・繋ぎ手・売り手の三方良しの見積作成術&原価計算」と題したセミナー&ワークショップが開かれ、「生産計画」、「販売計画」に基づいた正しい原価計算や成約率を上げる見積書の作り方、商談時に有効な提案書や商品シートの作り方等を学び、営業力の質の向上を目指しました。また、基本的な流通用語についての解説も行われました。
午後は1時半より、「AMEKAZEを目指せ!セレクトショップ・高級店販路獲得術」と称して、食のセレクトショップ「AMEKAZE」を経営する芝田机太郎氏によるセミナーが行われ、こだわり販路や、そこで売れる・儲かる商品づくりの在り方、商品設計と見積作成時のポイントや具体的なノウハウなどを学び、各々が理解を深めたのち午後5時に閉会となりました。
参加された事業者様からは、「とても分かりやすく楽しかったです。1個に対する単価の出し方や、どこに売るかで単価が変わるなど参考になりました」、「新商品への取り組みについて意見を聞けたので良かったです」等の感想を頂きました。また、今後に参加してみたいセミナーのテーマとして、「商品写真の撮り方」、「商品デザイン」、「販売計画の立て方」、「ECサイトの活用」などを挙げていただきました。これらの貴重なご意見は、今後の支援やスキルアップセミナーのカリキュラムに反映させていただきたいと考えています。
セミナーを終えての感想/講師(芝田机太郎氏)より
三春町BRITO MART内A-laboにて講議をさせていただきました。
今回は、生産・加工者、中間流通(卸)、小売の3社がそれぞれ利益のない商売は続かないこと、また中間、小売の一般的な利益構造についてお話しをさせていただきました。
具体的な相手先の利益構造が見えることによって変な値付けをせずに、流通に載せられる価格設定の一つの基準的なものをお話しできたかと思います。
値付けは経営の根本を為すものですので、商品開発、流通にとって非常に重要なファクターと考えています。
商品自体では、採用ハードルの高い商品(コモディティ品、汎用品)と採用ハードルの低い商品について具体的な例も提示しながらお話をさせていただきました。
商品開発の際にどうしてもすでに作っているもの、またよく自分が使うものを「売れるもの」と勘違いして前述のような商品を開発した結果、埋もれて採用に至らないことなども説明しました。
今回の場を機会にして、生産者の皆さんの商品開発の際の着想点が少しでも変わって、より良い商品=売れて儲かる商品が市場に投入されていけば地方の復興創生につながると感じました。